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                  2010年1月18日 
                                                                                               
          鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫英光

 
ホテル2010011723112217755.jpgではお迎えの時より、送る時により気を遣っておられます。指宿温泉のSホテルの社長さんから心温まる話を聞きました。このホテルは、業界誌が毎年行っている「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の中で料理部門では1位、総合評価でも常に上位にランクされています。
 
ある夫婦が宿泊したいと、部屋の下見をさせてくださいと来店され、メイドさんが丁寧にお部屋を案内し、その間脱いだ履物はきちんと磨いて準備しました。お客さんは別に不満があったわけではないですが、他のホテルも見たいと言って帰られ、そのとき従業員は宿泊したお客様と同じようにお送りしました。ところが数分すると夫婦の車が引き返してきて、やはり泊めてくださいとお願いされたとのこと。後で話を伺ったところ、車から後ろを振り返ると、予約もしていないのに見えなくなるまで手を振ってくれており、夫婦はその姿に感動し、このホテルなら間違いはないだろうと宿泊先に決めたとのこと。実際に宿泊されたとき、きめ細かなサービスに感激し、その後ずっとそのホテルのファンになっているとのことです。 

 
オープン2010011723384218676.jpgまもない屋久島のJホテルの支配人の話。朝並んで団体のバスを見送り、見えなくなったところで従業員がありがとうございましたと深々と頭を下げました。その光景を三階のベランダ越しに見ていた宿泊者の方が降りてきて、どうして見えなくなったバスに頭を下げるのですかと聞くと、感謝の気持ちと、これからの旅のご無事を祈っているのですと。支配人は「人は気づかないところでもいつも誰かに見られている。人がいない場所でも手抜きせず、一生懸命に業務に励むことが大切である。」と従業員に話しているという。このホテル経営は今でも順調に進んでいるとのことです。 
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二つのホテルは、従業員全員が「おもてなしの心」をもって仕事に取り組んでおり、そのことがお客様の評価として表れていると思います。県では観光客を温かく親切に迎え、良質のサービスを提供することにより、本県を訪れる多くの観光客が再び訪れたいと思うような観光かごしまづくりを進める目的で、「観光まごころ県民運動」を展開中です。観光客と接する機会の多い施設では、ぜひ定着させてほしいものです。 

 
ところで家に不意の客が来て、夜更けに客を送り、客が出た後玄関の電気をすぐ消してしまうケースが多いのではないかと思います。客にとってみるとすぐに電球が消えると、自分は招かざる客ではなかったかと寂しい思いで帰ると思います。マンションの住人を訪ねた後、階下に降りて道路から訪問nano.jpg先を振り返ることがよくあり、玄関に灯りがついているとほっとします。
 
玄関から道路に出て客を見送り、歩き出して客が見えなくなってから帰路の無事を祈って頭を下げ、家の中に入り灯りを消すぐらいの配慮がほしいものです。

 

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鹿児島県
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